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    ポルフィの長い旅 1世界中の国々が第二次世界大戦からの復興を目指していた20世紀半ば。ギリシャの寒村・シミトラに住む少年ポルフィは、母と妹ミーナと平穏な毎日を送りつつ、出稼ぎの為に都会で暮らす父を待っていた。ある日、シミトラが大地震に見舞われ、親は亡くなり、生き残った家族は妹のミーナ一人だけ。やがて、ミーナとも生き別れて一人になってしまったポルフィは、「歌手になって歌を歌いたい」というミーナの夢を頼りに、ミーナを探す旅に出る。
    (Wikipedia) (google) (公式サイト) (Amazon)

    第1話 父さんからの手紙
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    ポルフィとミーナは、ギリシャの小さな村シミトラに住む仲の良い兄妹。父のクリストフォールが自動車修理工場を造るためにアテネへ出稼ぎに出ている中、母のアネークを助けて暮らしている。 ある日ヤギの世話をしている途中に、車が大好きなポルフィはミーナを置いて走っているジープを見にいってしまう。ポルフィが放り出したためにヤギが逃げ出し、どうすることもできずに一人で泣きそうになっていたミーナ。やって来たアネークと一緒にヤギを呼び集めるが、一頭いなくなってしまった。戻ってきたポルフィは反省して慌ててヤギを探しにいくが・・。

    第2話 友達がやってきた
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    気持ちのよい早朝、畑を手伝いに出かけるミーナ。朝寝坊を起こされたポルフィは、アネークが取り出した懐中時計に心を惹かれる。それは母が父と結婚をした時に、唯一から実家から持ってきた大切なものだった。学校から戻ると、父クリストフォールから手紙と小包が届いていた。ミーナにはギリシャ神話の本、ポルフィには自動車の本。アネークにはスカーフのお土産、そして間もなく父が帰ってくるという知らせに喜ぶポルフィたち。そんな嬉しいことのあった後、ある夜、屋根裏の子供部屋に何かがやって来た。

    第3話 父さんを迎えに
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    今日はクリストフォールが帰ってくる日。ポルフィとミーナは待ちきれなくなって、早めにバスターミナルまで迎えに出かけていく。小さな港で漁師の働く姿や行きかう車を眺めながらバスを待っていたが、予定の時刻を過ぎても中々現れない待ち人に、だんだん不安になってくる2人。辺りが暗くなった頃、ようやく父クリストフォールが帰ってきた。家に向かいながら口々に、父がいなかった間の出来事を話すポルフィとミーナ。母の出迎えを受けて久しぶりに家族が揃った夕食の席で、クリストフォールが語る修理工場の計画に、ポルフィは目を輝かせるのだった。

    第4話 ミーナの誕生日
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    ミーナの誕生日の朝。早起きしたポルフィは、誰にも内緒でミーナへのプレゼントを作っている。クリストフォールは村長の車の修理代の代わりに、車を借りてみんなでピクニックに行くことを伝える。クリストフォールと一緒に村長の家に向かったポルフィは、父の修理作業を一生懸命に手伝う。そしてピクニックに出かけた一家は、円形劇場の遺跡にやって来た。舞台だった場所の真ん中に立ち、古代の歌姫になりきってみんなに語りだすミーナ。家族の拍手に迎えられ、ミーナはいつか本物の舞台で歌ったりお芝居したりする人になりたいと、夢を話すのだった。

    第5話  ぼくたちのステーション
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    一家の修理工場の建設が始まった。自分でも修理の勉強をしたくてたまらないポルフィは、授業をさぼり学校を抜け出そうとする。しかしザイミスに見つかってしまい、2人の仲は気まずくなってしまった。クリストフォールは村の知人に建設を手伝ってもらって工場を完成させるが、開業早々に客足が途絶えてしまって悩むポルフィ。そんなポルフィを心配したザイミスはポルフィの家を訪れ、大きい看板を造ろうと提案する。一生懸命に作業をしながら、ようやく2人は仲直りできた。出来上がった「パタゴス大ステーション」の看板を見たクリストフォールからお礼を言われ、ポルフィは自分のしてしまったことを父に打ち明ける。謝るポルフィに、クリストフォールはウソをつくとこはいけないと諭す。

    第6話 イタリアから来た少女
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    パタゴス大ステーションにイタリアからトラックがやって来た。輸送の仕事をしているジャンニと娘のアレッシアは、米軍基地への引越し荷物を運んでいた。小さな修理工場をアレッシアにバカにされ、ポルフィは彼女とケンカをしてしまうが、パタゴス家ではジャンニの仕事が終わるまでアレッシアを預かることになった。ポルフィとミーナに案内された教会で、アレッシアは去年亡くなったばかりの母のために祈りを捧げる。ポルフィは彼女の天国の母親に聞こえるよう教会の鐘をたくさん鳴らした。夜になって、アネークの家庭料理を嬉しそうに味わうアレッシア。やがて去っていくアレッシアに、ポルフィはほのかな恋心を抱く。

    第7話 ポルフィの欲しいもの
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    旅立ったアレッシアのことを考えていたポルフィの元に、彼女から手紙が届く。ミーナにからかわれながらも、ポルフィはアレッシアの言葉を読んで聞かせるのだった。村には続々と車が通りかかるが、給油ができないポルフィの家のステーションを通り過ぎてしまう。クリストフォールは何かを考え込むと、家族を連れて久しぶりにヤニーナの町へ出かけることにした。ポルフィは町で初めてガソリンスタンドを見て給油機に目を輝かせ、ミーナは「パリの花束」という映画にたちまち夢中になった。クリストフォールは3人が映画を見ている間に銀行を訪ねていたが、給油機を買うための融資は断られてしまう。村へ帰る前にレストランで食事を済ませたポルフィたちは、偶然にアネークの昔の友人と再会する。

    第8話 真夜中の作戦
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    ポルフィは今日も、村の道を走る車が給油機のない一家のステーションを通り過ぎてしまうことを残念がっていた。そこへ興奮したザイミスがやって来る。ザイミスは弟か妹ができることになり、良い兄になる秘訣を教えてくれるようポルフィにせがむ。ミーナはすっかり映画のセリフを覚えてヒロインになりきっている。ステーションのことばかり考えていたポルフィは、とうとうあることを思いつき、ザイミスに反対されても聞き入れずにいた。ある夜、ポルフィはこっそり家を抜け出すと、近所の道路にわざとクギをばらまいてしまう。ところが暗い帰り道を歩きながら、だんだんと反省の気持ちがこみ上げたポルフィは、まいたクギを拾うために道路へ戻って行くのだが…。

    第9話 新しい世界
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    アポロの鳴き声に目を覚ますと、ポルフィは家のベッドで寝ていた。ポルフィに向かって走ってきた車は、バーンズ大尉のジープだったのだ。夜中に道に飛び出した理由を聞かれ、ポルフィはクギのことを正直に告白した。ポルフィの反省する姿に、バーンズはこの場をとりなして、クリストフォールに車の調子を見て欲しいと頼むのだった。バーンズはクリストフォールの丁寧な仕事ぶりと、アネークのおいしい朝食に感心しながら基地に帰っていった。ポルフィの気持ちを知ったクリストフォールは、一緒に乳しぼりをしながら、いつかガソリンスタンドを作ろうと二人で誓う。そんなある日、バーンズ大尉からアメリカ軍の指定修理工場をやってみないかという誘いの手紙が届く。ポルフィとミーナは父と一緒に、わくわくしながら基地を訪ねて行く。

    第10話 夏の一日
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    アメリカ軍の車が修理に立ち寄るようになり、忙しくなったパタゴス大サービスステーション。ポルフィも父を手伝おうとするが、朝寝坊してしまう。そんな中、基地で出会ったジョンとトムが父スミスに連れられてパタゴス家に遊びにやって来た。クリストフォールは忙しい仕事の手伝いを止め、一緒に遊ぶようにポルフィを送り出してくれた。興味津々で屋根裏部屋に上がるジョンとトムに、飛んできたアポロを紹介するポルフィ。おやつの後、庭でキャッチボールに熱中していると、通りかかったザイミスも一緒になってすっかり打ち解ける。ジョンとトムにアメリカのことを教えてもらったり、川で釣りをしたりと楽しい時間を過ごす子供たち。丘の上の木に登り、シミトラ村の美しい風景を眺めていると、別れの時間がやってくる。ミーナは4人の男の子達をスケッチし、その絵をジョンとトムにプレゼントした。帰り際、スミスが今日のお礼に子供たち全員を写真に撮ってくれるのだった。

    第11話 ポンプとアイスクリーム
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    スミスから預かった子供たちの写真を持って、バーンズ大尉がパタゴス家にやって来た。写真を見ながら、米軍基地内で食べたアイスクリームのことを思い出す食いしん坊のポルフィにあきれるミーナ。ポルフィはザイミスから生まれてくる赤ん坊のためのペンダントの作り方を教える約束をするが、いよいよ始まったガソリンスタンドの建設の手伝いに夢中になり、約束を忘れてしまう。慌てて家に戻ると、アネークが氷を使って子供たちにアイスクリームを作ってくれていた。ミーナに促されて、ザイミスに約束を忘れたことを謝るポルフィ。仲直りしながら作ったアイスクリームは、基地で食べた時よりずっとおいしいものになった。そして屋根裏部屋で、ミーナの描いた天使の絵をもとに、ポルフィとザイミスは一緒にペンダントを彫るのだった。

    第12話 運命の日
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    ポルフィの待ちわびていた真っ赤な給油機がいよいよパタゴス大ステーションに運ばれてきた。期待に胸が膨らませながら、クリストフォールは「いつか大きな車でみんなでヨーロッパ中を旅行しよう」と、家族みんなに約束する。朝食の仕度をしていたアネークは、井戸が使えなくなっていたことに気づく。ザイミスの家でも同じように井戸が使えなくなっていたが、ザイミスは訪ねてきたポルフィとミーナにできあがった天使の人形を見せる。不器用なザイミスのために、ポルフィは人形を仕上てあげようと家に持ち帰ることにする。ステーションにもどると、タンク用の穴を固めたコンクリートに大きな亀裂が入ってしまい、ポルフィは修理を頼みに行くことになった。その途中、黒い服の老人ダモンと出会ったポルフィは、教会への道を訪ねられて案内する。ダモンはみちみち、亡くなった人達を祀るイコンの箱のことを話すと、ポルフィに案内のお礼にと一枚のイコンを差し出した

    第13話 失ったもの残ったもの
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    恐ろしい揺れがようやくおさまり、あたりを見回すと村のあちこちから煙が上がっていた。家族が心配になったポルフィは一目散に家へと駆けて行くが、やっとの思いで辿り着いた家は瓦礫の山となりすっかり変わり果てていた。ポルフィは必死に家族の名前を叫びながら瓦礫をどかし続け、いつしか気を失ってしまう。目を覚ましたポルフィがいたのは、救護所になっている教会の中だった。たくさんのケガ人を見て、改めて恐ろしさに身を震わせるポルフィ。眠っているミーナとようやく再会したが、クリストフォールとアネークのことは分からないままだった。そして訪ねてきたバーンズに海辺に連れだされポルフィは、父と母の死を告げられるのだった。

    第14話 ぼくはミーナを守る
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    ザイミスの母ドリーの産んだ赤ん坊は、エルピーダと名づけられた。ポルフィは仕上げておいた天使の人形をザイミスに手渡す。救護所では被災した人々が立ち寄り食糧の配給を受けていた。ポルフィもミーナと一緒にテントの周りでパンとスープの食事をとっていたが、食欲のないミーナが心配になる。そばにいたダモンが怪我のせいで食事が不自由なことに気づくと、ポルフィは父母の死に動転して怒鳴ってしまったことをダモンに謝った。救護所にやって来た自動車が、親を失った小さな女の子を乗せて去っていく。ザイミスに、その子が養子にやられていくのだと教わったポルフィは、自分もミーナと離れ離れになるのではと不安になってしまう。シスターのエレナにミーナとは絶対に離れないと告げたポルフィは、次の日の朝、こっそり救護所を抜け出し、ミーナの手をひいて家へと戻っていった。

    第15話 想い出を抱きしめて
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    地震からひと月がたった。救護所での生活にも少しずつ慣れてきたが、ミーナはあいかわらずしゃべらないままだった。ある日ポルフィが車の修理をしている間に、ミーナがいなくなってしまう。大慌てで探し回ると、ミーナは海辺の岩陰で歌っていた。そして、ザイミスの母ドリーのもとに手紙が届き、救護所を出て親子で遠くの叔母の家に住まわせてもらうことになる。ザイミスが居なくなることを知り、不安に駆られるポルフィは、ミーナがアメリカへ養子にもらわれるという話も立ち聞きしてしまう。大きなショックを受けたポルフィは、ふたりですぐに救護所を逃げ出そうとミーナに話す。海辺の岩陰を待ち合わせ場所に定め、ふたりは見つからないようにバラバラに救護所を出てきたが、海辺へ向かう途中、小道に止めてあった自転車に気を取られ立ち止まるミーナ。街で見た「パリの花束」のワンシーンを思い出し、嬉しくなって自転車に触れていると、やって来た自転車の持ち主に盗もうとしていると誤解されてしまう。怒鳴られてパニックになったミーナは、海辺とは違う方向に走っていってしまい、ふたりはそのまま離れ離れになってしまった。

    第16話 海の向こうへ
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    はぐれてしまったミーナを、ポルフィは町中で必死に探し回っていた。混乱しているミーナは街道をひたすら歩いていたが、途中でトラックに乗ったおばさんに拾われ、パトラの港へと行ってしまう。そのころ救護所では、見つからない二人を心配してみんなが帰りを待っていた。「いつまでも親友」と約束したポルフィを思って落ち込むザイミスを、エレナは慰めるしかなかった。賑やかなパトラの港の居酒屋では、旅芸人一座が商売に精を出していた。一座のイザベラは、港をさまよっているミーナに亡くした娘の面影を重ね、じっと見入ってしまう。イザベラはミーナに声をかけるが、ミーナは港を行き交う人の中にアネークの後姿そっくりの女性を見つけ、イザベラを振り切って行ってしまう。ミーナは母に似た女性を追いかけて船に乗り込んでしまうが、思わず抱きついてしまい人違いであることに気づく。しかしその時、船はミーナを乗せたまま出港してしまう。

    第17話 真っ白な旅立ち
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    イオニア海を望む朝のパトラの港。ミーナの消息をたどってようやく港に着いたものの、ポルフィは途方にくれてしまう。港をうろうろしていると、石段のそばに物乞いの老婆の姿に気づく。自分で知らないまま、ポルフィはミーナと同じように一枚の硬貨を空き缶へ差し出した。去り際に老婆から名前を聞かれたポルフィは、ふとミーナを探していることを話す。すると目の不自由な老婆は、ミーナが船に乗ってイタリアへ渡ってしまっのだと言う。不思議な老婆は、どんなに悲しいことも、苦しいことも、長い長い旅の終わりには、想い出が癒してくれるはずだとポルフィに語りかける。ミーナの心の悲しみと自分自身の悲しみをあらためて思い、ポルフィはたまらずに海へと向かって号泣する。泣き明かしたポルフィはミーナを見つけようと固く決心するが、イタリアへ渡るための船賃さえ持っていなかった。ポルフィは船賃を稼ぐために、親切な男に教えられて壁のペンキ塗りのアルバイトを始めるのだった。

    BSフジ 2008年1月6日~日曜19:30~20:00(全52話予定) OP「ポルフィの長い旅」歌 - IKUKO ED「君へと続く道」歌 - ダ・カーポ
    原作:ポール・ジャック・ボンゾン『シミトラの孤児』

    キャスト・声優
    ポルフィ 声 - 甲斐田ゆき
    主人公。明るく、年相応にやんちゃなところもある少年。父の影響か、自動車に興味がある。
    ミーナ 声 - 藤村歩
    ポルフィの妹。夢は歌手になること。
    アネーク 声 - 島本須美
    ポルフィの母。優しく思慮深い。
    クリストフォール 声 - 井上和彦
    ポルフィの父。自動車修理工場を開く為の資金を稼ぐ為、アテネに出稼ぎへ行っている。
    ザイミス 声 - 豊永利行
    ポルフィの友人。
    アポロ 声 -
    フクロウ。いつもポルフィと一緒にいる。